高崎映画祭 公式サイト » 邦画セレクション http://takasaki.film.gunma.jp/2015 第29回高崎映画祭 2015年3月21日(土)〜4月5日(日)まで開催! Tue, 01 Dec 2015 01:52:34 +0000 ja hourly 1 http://wordpress.org/?v=3.8.1 捨て看板娘/彦とベガ http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/newcomer05/ http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/newcomer05/#comments Wed, 18 Feb 2015 05:17:07 +0000 http://takasaki.film.gunma.jp/2015/?p=65  伊参スタジオ映画祭2013年のシナリオ大賞2作品を1プログラムで上映。
『捨て看板娘』実家の看板屋を継ぐ兄と、東京へ出たものの夢破れて戻ってきた妹との関係を軸に家族の絆を描いた爽やかな一作。
『彦とベガ』伊参スタジオ映画祭2013中編の部シナリオ大賞。
比古朝雄は、認知症の妻ことと二人で暮らしている。夫は妻をベガと呼び、妻は夫を彦と呼んでいる。星を見に夜道を散歩するのがふたりの楽しみだった。
 ある日、比古家に新しい介護ヘルパーがやってくる。気難しいところのあることは、ヘルパーと折り合いを悪くしてしまうことが多々あり今回もその変更のためだった。新人の菊名彗は、熱心に働き、次第にことは彗になついてゆく。そのことが穏やかだった日常にさざなみをもたらしていき…。
 老老介護をモチーフに、人と人とのつながりを浮かび上がらせる。人生の軌跡を静かに見つめた心に残る一作。

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ストロボライト http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/newcomer04/ http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/newcomer04/#comments Wed, 18 Feb 2015 05:16:16 +0000 http://takasaki.film.gunma.jp/2015/?p=63  閑静な住宅街で起きた猟奇的殺人事件。捜査にあたつ一課の刑事・小林秀は、それが過去に関わったある事件と似通った点があることに気づく。ある日秀は事件捜査の最中に何者かに襲われ重傷を負ってしまう。その日から彼の記憶は断片的に欠落し、彼自身が掴みかけていた事件の真相からも遠ざかってしまうかにみえた…。ある事件をきっかけに翻弄されていく刑事の、記憶と愛をめぐるクライムサスペンス。淡々と進むストーリーはある時一気に転調し、観る者の感覚を揺り動かしていく。何が真実なのか。我々は何を見ていたのか?
 緻密な計算による構成力、空間を最大限に生かした演出力が光る一作。

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そして泥船はゆく http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/newcomer03/ http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/newcomer03/#comments Wed, 18 Feb 2015 05:15:31 +0000 http://takasaki.film.gunma.jp/2015/?p=61  田舎で祖母と二人で暮らす平山隆志の毎日は、漫然としている。職もなければ気力もない、怠惰な毎日に疑問を抱くこともなく、ただただ一日をやりすごす、そんな毎日。ある日、亡き父の娘だと名乗る少女が家にやってきて、なんだかんだと、居ついてしまう。かくして、祖母、腹違いの妹、自分、の三人の生活が動きだす…。
 淡々と、平平と流れる時間の中でも確実に、人生というものは積み重なっていく。人間のおかしみを、緩やかなタッチで描き出す一作。

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ぼんとリンちゃん http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/newcomer02/ http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/newcomer02/#comments Wed, 18 Feb 2015 05:14:13 +0000 http://takasaki.film.gunma.jp/2015/?p=59  ボーイズラブに、アニメにゲームが大好きな、自称16歳62ヶ月の腐女子な夏子・通称ぼんは、同じくオタクな幼馴染の麟太郎・通称リンと、田舎町から東京へやってきた。それは、彼氏から暴力を振るわれている親友のみゆちゃん・通称肉便器を救出するため。ぼんとリンはネットゲームで知り合った会田・通称べびの協力を得て肉便器の家へと突入するのだが…。
 妄想と現実の狭間でたゆたう、シャイで熱くて風変わりなふたりの青春記。不思議な魅力に満ち満ちた一作。

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はなればなれに http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/newcomer01/ http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/newcomer01/#comments Wed, 18 Feb 2015 05:13:29 +0000 http://takasaki.film.gunma.jp/2015/?p=57  勤め先のパン屋を解雇されてしまったフリーターのクロ。結婚するつもりだった恋人と喧嘩別れしてしまったカメラマンの英斗。演出を手がけていた舞台の主演女優が降板してしまい、危機にさらされている演出家の豪。それぞれの転換期、彼らは出逢った。ひょんな出会いはそのまま旅となり、行き着いたのは海辺の閉鎖された旅館。始まった共同生活で、彼らは少しだけ新しい自分を見つけていく…。
 行き場をなくした若者たちが紡ぎだす青春物語。アンニュイな距離感が心地よい。静かで、洗練された時空がひろがるハイセンスな一作。

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太秦ライムライト http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/focus03/ http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/focus03/#comments Wed, 18 Feb 2015 05:10:54 +0000 http://takasaki.film.gunma.jp/2015/?p=53  主人公は京都・太秦の撮影所に所属する大部屋俳優の香美山。何十年と「斬られ」役一筋で来た香美山だったが、最近では大御所スター尾上の時代劇も打ち切られて出番がない。そんな時、駆け出しの女優・さつきに殺陣の指導を頼まれる。最初は断った香美山だったが、さつきの熱意に押され、殺陣の稽古をつけていく。その後さつきは時代劇でチャンスを掴み東京へと旅立った。数年後、時代劇のスター女優となったさつきは撮影のため太秦にやってくるがそこに香美山の姿はなかった…。
 香美山を演じるのは、日本一の斬られ役と言われる福本清三。「一生懸命やっていればどこかで誰かが見ていてくれる」そのセリフの重さが胸に響く。日本映画の心を垣間見る一作。

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FORMA http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/focus02/ http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/focus02/#comments Wed, 18 Feb 2015 05:10:07 +0000 http://takasaki.film.gunma.jp/2015/?p=51  綾子はある日、同級生だった由香里と9年ぶりに再会した。そして綾子は由香里を自分の会社に誘い一緒に働き始める。その後、徐々に綾子は冷たい態度を由香里に向けるようになり、それは由香里を追い詰めていく。綾子がそうするには、ある秘めた想いがあったのだ…。2人の女性が引き起こしてしまう憎しみの連鎖をモチーフに、人間の心の闇に肉迫する。静かに進行する物語、余計な物をそぎ落とした空間構成がヒタヒタと忍び寄る恐怖の形を表出していく。重厚な筆致で描き出されたサスペンス。

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黒四角 http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/focus01/ http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/focus01/#comments Wed, 18 Feb 2015 05:09:01 +0000 http://takasaki.film.gunma.jp/2015/?p=48  売れない芸術家チャオピンは、画廊で「黒四角」と題された黒一色で塗りつぶされた絵に目を奪われた。その翌日、今度は空を舞う黒い物体に遭遇、追いかけていくとその四角の中から一人の男が現れる。裸体で、記憶を無くしていた男をチャオピンは家に連れ帰るが、何処かであったような気がしてならない。それは妹のリーホワも同じだった。男とリーホワは次第に惹かれあっていき、徐々に記憶の扉も開いていく。それは60年前の戦争の記憶に通じていた…。
『タイムレスメロディ』(00)、『青い車』(04)の奥原浩志監督が独特の空気感で描く野心作。北京を舞台に全編北京語で撮影された。

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百円の恋 http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/houga06/ http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/houga06/#comments Wed, 18 Feb 2015 05:04:17 +0000 http://takasaki.film.gunma.jp/2015/?p=45  時価百円の女・一子の恋と闘いの物語。実家にひきこもる一子は32歳。実家の弁当屋を手伝う事もなく、怠惰な生活を続けていた。離婚して戻ってきた妹とはソリが合わず、ある日大げんかの末に家を出る羽目に。なんとか百円ショップの深夜バイトにありつき、一人暮らしを始めた一子は、ある日人生はじめての恋に落ちる。引退を目前にしたボクサーとの出会いは一子の人生を180度変えていく。躍動感みなぎる爽快な一作。

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水の声を聞く http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/houga04/ http://takasaki.film.gunma.jp/2015/houga/houga04/#comments Wed, 18 Feb 2015 05:03:06 +0000 http://takasaki.film.gunma.jp/2015/?p=42  ミョンジョンは新宿のコリアンタウンで新興宗教「神の水」の教祖をしている。事の始まりは友達の美奈と始めた占い業で、それが企業コンサルタントの目に留まり、彼のプロデュースによって信仰宗教に仕立て上げられたのだ。しかし、稼ぐための道具であった宗教は、いつしかミョンジョン自体を変えていく。信仰と現実のはざまでミョンジョンは惑いながらも、大いなる祈りの中へと身を置いていくのでだが…。はどう生き、どう希望を見いだすのか。
 80年代のカウンターカルチャー映画の代表格監督であった山本政志監督が、閉塞した日本現代社会に切り込む。

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