2017年02月14日
【終了】シンポジウム 日本映画の現在と未来vol.3 「地域映画の歴史とかたち」
一昨年から始めたトークイベントは今年で3回目となりました。
映画産業斜陽時代、映画館から観客が離れている、と映画を上映する側は嘆き、撮りたい映画が撮れない時代と映画の作り手は嘆き、観たい映画がないと観客は嘆く。この10年ほど、そんな嘆きは変わっていない気がしますが、いやでも映画には未来があるわけで、それを声高に探したいと思ってこのイベントを始めました。
そんな中で、映画が作られすぎているという実態もあります。2016年の邦画の劇場公開本数は600本を超えました。30年前では邦画洋画を合わせて600本に届かなかったというのに。
上映者としては、飽和状態の中で映画を丁寧に観る、大切に繋ぐことが果たしてできるのだろうかと少し不安になっています。一方で、中央集権だった映画作りや映画上映が、地域の力で広がってきているという実感があります。映画を大切にしたい気持ちと、地域力のタッグが新しいうねりを見せていくような気もするのです。
そこで今年は「地域・映画」をキーワードに少し踏み込んだ話をしたいと思います。どんな話が飛び出すでしょうか。楽しく前向きな未来を掴みたいと意気込んでおります。
高崎映画祭プロデューサー 志尾睦子
日 時:4月9日(日) 16:00 〜 18:00(2時間)
会 場:高崎シティギャラリー コアホール
内 容:「地域映画の歴史とかたち」をテーマとしたシンポジウム
参 加 費:無料
16:00〜16:30:報告 「地域映画の歴史とかたち」 松本志代里氏 キネマ旬報社編集部
16:30〜17:45:シンポジウム「地域映画の歴史とかたち」
パネリスト:
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- 真木太郎氏
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- 株式会社ジェンコ代表取締役
- 『この世界の片隅に』プロデューサー
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- 松本志代里氏
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- キネマ旬報社編集部
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- 堀越謙三氏
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- ユーロスペース代表/映画プロデューサー
司 会:
志尾睦子 高崎映画祭プロデューサー