2018.1.18
Fcinema Project
デジタル化が進行する中で、多くの映画館・劇場からフィルム映写機がなくなり、フィルムで映画をみる機会は急速に減少しています。「Fシネマ・プロジェクト」は映画のオリジナルの……
- Fcinema Project
【高崎映画祭共同企画】
Fシネマ・プロジェクト
「フィルムでみる・体験する
映画ワークショップと上映会」
2018.2.17(土)・18(日)
in 高崎電気館
内容
2/17(土)
フィルム映写ワークショップ
■未経験者・初級クラス 11:00〜17:30
*定員12名 参加費:3,000円 要申込
いわゆる入門編で、フィルム映写を行いたいと考えていても、フィルムや映写機に触れる機会がない、技術を学ぶ環境がない方、未経験者を対象とするワークショップです。フィルムと映写機の仕組みを学び、実習を通してフィルムや映写機に損傷を与えることなく安全な映写を遂行するための基礎知識を身につけることを目的とします。今後フィルムでの上映企画を検討している主催者にもお薦めのワークショップです。
- 対象:映写技師を目指す、フィルム映写未経験者。またはブランクのある方。フィルムでの上映企画を考えている方など。
- 11:00〜12:00(講義)フィルム映写についての基礎知識
- 13:30〜17:30(実習)35ミリフィルムの扱い方、映写機の操作、フィルムの補修、フォーマットの編集等
13:00〜17:30 *定員6名
参加費:3,000円 要申込
近年では、映写機メーカーによるメンテナンスやサポートも手薄くなっており、今後は、映写技師自身が不具合を早急に発見し、緊急時には自ら調整を行わねばならない場面も予想されます。このような技術の習得には経験が必要となりますが、その第一歩として今回は映写機の構造を理解し、不具合の原因を探る方法を学びます。
- 対象:35ミリフィルム映写を定期的に行っている映写技師
- 内容:①メンテナンスについて②Aチェーン(映写機のサウンド読み取り部〜プロセッサー)の調整
- 17:30〜18:00は初級クラス、中級クラス合同のディスカッションを行います。
- 山形康人(有限会社ヤマガタ映像部門技術者)
- 飯塚元伸(シネマテークたかさき映写技師/高崎電気館担当責任者)
- 神田麻美(東京国立近代美術館フィルムセンター/Fシネマ・プロジェクトスタッフ)
- 石川 亮(岩波ホール)
- 加藤元治(元日本電子光学工業、修理技術者)
- ほか
フィルム映写ワークショップ
お申し込み
コミュニティシネマセンター
TEL 050-3535-1573
1月26日(金)より受付開始
定員になり次第締め切りとさせていただきます
2/18(日)映画上映とトーク
■映写室見学 11:00〜12:00
*定員20名(参加無料) 要申込
普段は入ることのできない「映写室」で、フィルムでの上映の様子を見ることができる〈映写室見学〉を実施します。
*入場料1,000円 申込不要
『ジャズ娘誕生』
1957年 日活 79分 監督:春原政久
脚本:松村基生、辻眞先 撮影:姫田眞佐久 照明:岩木保夫 美術:木村威夫、佐谷三平
出演:江利チエミ、石原裕次郎、小杉勇、二本柳寛、殿山泰司
旅廻りの楽団に加わった美声の椿油売り(江利)が、別れた父との葛藤や切ない恋を乗り越え、東京の大劇場でデビューするまでを描くスター誕生物語。2017年、国産三原色カラーシステム「コニカラー」の可燃性原版を直接スキャンしたデータに修復を施し、絢爛たる色彩が蘇った。ハスキーボイスを丁寧に復元したチエミの圧巻の歌声も必聴。冒頭に3分の復元デモを含む。(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
『高崎での話』
1951年 RKOパテ社 20分 白黒
戦後の占領下にあった昭和25年4月連合国軍総司令部(GHQ)新聞課長が高崎で講演し、民主主義と地域社会の発展には郷土新聞の発行が欠かせないと説いた。高崎市民は株主100人、資本金20万円の株式会社を設立。「高崎市民新聞」が創刊された。市民生活に密着した記事を掲載した同紙は好評を博し、GHQは同紙を成功例として賞賛、映画『高崎での話』を制作、昭和26年高崎電気館で初上映された。(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
*上映後、大傍正規(東京国立近代美術館フィルムセンター)によるトークがあります。
映写室見学お申し込み
シネマテークたかさき
TEL 027-325-1744
1月26日(金)より受付開始
定員になり次第締め切りとさせていただきます
- 主催:一般社団法人コミュニティシネマセンター/高崎映画祭/文化庁(次代の文化を創造する新進芸術家育成事業)
- 協力:東京国立近代美術館フィルムセンター/シネマテークたかさき