大金の入った財布を拾った高校生のいづみ。日課は新聞記事を採点することだが、そこで財布の持ち主が天下りの官僚の息子であることに気がつく。日常に起きた小さな事件は、友達の蓮実と薫を巻き込み、財布の持ち主の佐藤を巻き込み、彼女たちの関係に変化をもたらす。
「未来からみれば今はすぐに過去になる。だからこそ今をしっかり認識すべき」という監督のメッセージは、モノクロームの映像となって、女子高生たちのかけがえのない一瞬を鮮やかに映し出す。ミュージックビデオやCMを手掛けてきた小林監督が放つ映画デビュー作は、若手俳優たちの新鮮な演技と若さゆえの不安定さを美しく輝かせている。
3/22(土)16時～『ももいろそらを』上映後、小林啓一監督、池田愛さん(主演)による舞台挨拶
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ももいろそらを 2011年 1h53 監督:小林啓一 出演:池田愛／小篠恵奈
新進監督グランプリ
