羽田澄子監督特集

 羽田澄子監督は日本の大変重要な映画作家です。デビュー以来、今もなお現役でカメラを手に時代を切り取っていらっしゃいます。今回ご紹介するのは、あまたある羽田作品のほんの一握りではありますが、時代を記録するドキュメンタリストの営みを、この5本から垣間見て頂けたら嬉しいです。

羽田 澄子監督プロフィール 記録映画作家。1926年、旧満州、大連生まれ。
自由学園を卒業後、1950年、岩波映画製作所創立とともに社員となり、岩波写真文庫の編集を経て、記録映画の演出に携わる。
1957年に初演出した『村の婦人学級』以降、これまでに90本を超すドキュメンタリーを手がけた日本女性監督のパイオニアである。
1977年『薄墨の桜』以降は自主製作作品にも取り組み、夫でもある工藤充プロデューサーとのコンビで、多くの話題作を生み出す。

フィルモグラフィー
  • 1957年 『村の婦人学級』
  • 1958年 『古代の美』
  • 1967年 『風俗画−近世初期−』
  • 1968年 『もんしろちょう−行動の実験的観察−』
  • 1969年 『狂言』
  • 1971年 『法隆寺献納宝物』
  • 1977年 『薄墨の桜』
  • 1982年 『早池峰の賦』
  • 1985年 『AKIKO−あるダンサーの肖像−』
  • 1986年 『痴呆性老人の世界』
  • 1990年 『安心して老いるために』
  • 1992〜 『歌舞伎役者 片岡仁左衛門』全6巻
  • 1994年 
  • 1997年 『住民が選択した街の福祉』(鷹巣一作)
  • 1999年 『−続・住民が選択した町の福祉−問題はこれからです』(鷹巣二作)
  • 2001年 『〜元始、女性は太陽であった〜 平塚らいてうの生涯』
  • 2004年 『山中常盤 〜牛若丸と常盤御前 母と子の物語〜』
  • 2005〜 『あの鷹巣町のその後』(鷹巣三作)
  • 2006年 
  • 2006年 『終りよければすべてよし』
  • 2008年 『嗚呼 満蒙開拓団』
  • 2011年 『遙かなるふるさと 旅順・大連』
  • 2012年 『そしてAKIKOは… あるダンサーの肖像』
第30回 高崎映画祭 授賞式
日時:2016年3月27日(日) 16時より
会場:群馬音楽センター(群馬県高崎市高松町28-2)


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