イベント情報

2019.3.25

【終了】シネマサーキット

昨年の「日本映画のいまとみらい」では、各地域で開催される特徴的な映画祭のディレクターやプロデューサーにお集まりいただき、これからの何か「面白い映画祭の形」について、お話をさせていただきました。その中で、映画祭の連携をもっと図れないだろうか、という話題が出ました。高崎映画祭では毎年、同県で開催の伊参スタジオ映画祭の作品を積極的にご紹介していますが、その取り組みのような形をいろんなところでできないだろうか、という話になり誰からともなく<シネマサーキット>というワードが出てきました。
それぞれの映画祭が見つけた映画、それぞれの映画祭が生み出した映画、それぞれの映画祭と深くご縁のある映画を、みんなで共有し映画ファンに届けて行ったら地域を超えて、想いを共有することにもなり、面白いことになるのではないか…
そこで、面白そうなことはやってみよう!ということで<シネマサーキット>始めます。
地方映画祭で作られた、あるいは生み出された映画を、高崎映画祭で紹介します。これらは、また他の映画祭でも上映される予定です。
今回作品を出していただく各映画祭からプロデューサーやディレクターをお招きして、これからのシネマサーキットの楽しみ方をお話しいただきます。
 

  • 日時
    2019年3月30日(土)
    開  場:15:30
    映画上映:16:00〜
    トーク:17:40〜(19:00終了予定)
  • 会場
    高崎電気館 高崎市柳川町31番地 TEL 027-395-0483
  • 登壇者
    ええじゃないかとよはし映画祭 
    プロデューサー
    なすしおばら映画祭(準備中) 
    プロデューサー 
  • 観覧
    入場無料
  • 司会
    高崎映画祭 志尾睦子
登壇者

  • ええじゃないかとよはし映画祭
    プロデューサー森谷雄さん
    愛知県生まれ。株式会社アットムービー代表取締役。
    「天体観測」(フジテレビ)、「ザ・クイズショウ」(日本テレビ)、「深夜食堂」(毎日放送)、「みんな!エスパーだよ!」(テレビ東京)などの連続ドラマをプロデュース。映画作品は『シムソンズ』(06)、『Little DJ 小さな恋の物語』(07)、『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(08)、『しあわせのパン』(12)、『ぶどうのなみだ』(14)、『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?』、『曇天に笑う』(18)ほか多数。2019年には『そらのレストラン』が公開した。監督作品に『サムライフ』(15)、『アニバーサリー』(16)がある。著書に「母への100の質問状」「シムソンズ」などがある。2017年より愛知県豊橋市にて開催の「ええじゃないかとよはし映画祭」のプロデューサーも務める。
  • なすしおばら映画祭(準備中)
    プロデューサー川岡大次郎さん
    1978年大阪府出身。1996年映画「タイムリープ」でデビュー。その後、フジテレビ系連続ドラマ「ビーチボーイズ」「救命病棟24時」NHK朝ドラ「カーネーション」「花子とアン」大河ドラマ「龍馬伝」等に出演。映画は「サマータイムマシン・ブルース」・「UDON」(本広克行監督)等にも出演。テレビ・映画・舞台・ナレーションと幅広く活躍している。また2017年にテレビ番組を通じて移住した那須塩原市との出会いから、同市まちづくり大使に就任。
    2018年さぬき映画祭グランプリ受賞作ショートムービー「HELP‼」、2019年短編映画「HARMONY」を同市内で撮影、企画プロデュース。
    現在、「なすしおばら映画祭(仮称)」開催を目標に活動している。
  • さぬき映画祭 事務局丸山靖博さん
  • 『HARMONY』監督日向朝子さん
上映作品

  • 【豊橋から】『家族マニュアル』

    ©2019 Atmovie

    家電メーカーに勤める山田二郎(平田満)は、取扱説明書を作成するマニュアル課の課長である。二郎は、人生のすべてを計画通りに進める為、日常生活のマニュアル作成にも余念がない。部下の柴田(松尾英太郎)や池内(飯田隆裕)は社内の研修マニュアルにさえ細かい指摘をしてくる二郎に嫌気がさしていた。
    そんな二郎もついに60歳で定年退職を迎え、退職後の人生を計画的に過ごそうとしていた。しかし、そんな矢先に健康診断でガンであると宣告され、二郎の80歳までの人生計画が狂い始めた―。
    二郎は、人生最後のマニュアル“山田家 家族取扱マニュアル”を作成し、長男(山中雄輔)、次男(山本篤士)、三男(小西貴大)の3人の息子たちの元を訪れことにするが…。

    内田英治監督

    内田英治監督

    リオデジャネイロ生まれ。週刊プレイボーイ記者を経て『教習所物語』(TBS)で脚本家デビュー。2004年に映画『ガチャポン!』、ドラマ『劇団演技者。』(フジテレビ)で監督デビュー。2014『グレイトフルデッド』はブリュッセル・ファンタスティック映画祭ほか多くの映画祭で上映され、次作『下衆の愛』はテアトル新宿にてスマッシュヒットを記録し、東京国際映画祭、ロッテルダム映画祭など50以上の海外映画祭にて上映。イギリス、ドイツなどで公開され、イタリアではリメイクをされた。Taste of Cinema2016では日本映画祭部門の5位にランクイン。続く『獣道』も国内外で高い評価を受けた。現在はNetflixオリジナルシリーズ『全裸監督』(主演 山田孝之)の脚本監督を担当。テレビ東京ドラマ24でも同じく脚本監督作品を制作中。

  • 【那須塩原から】『HARMONY』

    ©栃木県那須塩原市/(株)コンセント

    とある田舎町にある廃校になった小学校。そこの音楽室にある一台のピアノ。誰にも知られずにずっとその小学校に置いてあった。小さな侵入者たちがピアノを見つけたことによって、市役所の職員にピアノ調律師、学校の先生、地元のタクシー運転手と、大人たちが動き出す。「ピアノの音がするっていうことは、そこに弾いてる誰かがいるということ…」今まで見向きもされなかった廃校の壊れたピアノがみんなの力で音を奏でるハーモニー。実在する廃校をモデルに繰り広げられる、8年間で構成された短編なのに壮大なストーリー。街、人の魅力を、ピアノを交えて優しく紡いでいく物語。

    日向朝子監督

    日向朝子監督

    1978年、東京生まれ。14歳の時に映画を作る人になろうと思い、日本大学芸術学部映画学科に進む。2003年、自主制作の短編映画「Finder」でショートピース!仙台短篇映画祭審査員奨励賞を受賞。2009年、初の長編映画「森崎書店の日々」を脚本・監督。神保町の古書店街を舞台に若い女性の成長を描いた同作品は、2010年に神保町シアター、シネセゾン渋谷で公開が始まり、約1年に渡り全国で順次公開された。2014年、友達も恋人も作らない女の子と人気者の男子の恋愛と成長を描いた映画「好きっていいなよ。」を脚本・監督。2016年より、自主制作の短編シリーズ「BOLERO」を製作中。

  • 【さぬきから】『善通寺的な恋の始まりの物語』
    【さぬき映画祭ストーリープロジェクト
    2019グランプリ】

  • 【さぬきから】『HELP!!』
    【さぬき映画祭ストーリープロジェクト
    2018グランプリ】

  • 【高崎から】『高崎物語-夏-』

    ©2019 Atmovie

    この春、東京の音楽大学へ進学した小室裕は、夏休みになり久しぶりに地元・高崎へ帰省する。中心市街地にある花屋が裕の実家だ。父親は裕が小さい頃に他界し、母が一人で切り盛りする店だが、いつも誰かしらがここにはいる。裕は町の皆に育てられて大きくなったのだ…。人情に厚い高崎人気質、文化が薫り育つ町、そして暮らしやすく明るい町。高崎の特徴を詰め込んだ高崎市PRとして製作した作品。

    片元亮監督

    片元亮監督

    山口県出身【2017年より たぶせふるさと応援大使就任】
    大阪芸術大学大学院修士課程修了
    在学中より映画監督の中島貞夫に師事し、映画監督中島貞夫にして「最後の弟子」と言わしめる。主に脚本・監督・編集を担当し、数本の中長編映画を製作。長編劇場デビュー映画『ストロボライト』は第29回高崎映画祭のクロージング作品として上映された。