性同一性障害の優は、制服のスカート、想いを伝えられない恋、そしてクラスメイトからのからかいに悩んでいた。ある日、優は恋する相手との手紙をクラスメイト達に読まれてしまい、からかいはいじめへとエスカレートしていく。そして恋も実らぬまま終わりを迎えてしまうのだった。一方で、自宅では両親が離婚を決め、父が家を出ていくことになり…。性別、人間関係、進路…。絶望の淵に立たされた優は…。
初めての人生の選択に直面し、揺れ動く10代の心情を鮮明に描く。
これは、優が自分自身の異質性と向き合い、そしてそれを受け入れるに至るまでの青春物語であり、監督自身の半自伝的作品でもある。
2011年 1h15 監督:飯塚花笑 出演:日向陸