ごあいさつ


2月に入り、関東地方が記録的な大雪に見舞われました。この高崎の地も、経験した事のない事態で、数日は普段の生活を変えることになりました。そうした中で、私たちはまた一つ経験を積み、後世に伝える事項を胸に刻むことにもなりました。記憶に強く残る年になったことは間違いありません。
そうした初春を経て、桜の開花を待つばかりの第28回高崎映画祭が今年も代わらず開催出来る事に感謝しております。日頃よりご支援ご協力くださる皆さま、映画を心待ちにしてくださる皆さまのおかげです。この場をお借りして深く御礼申し上げます。
進み続ける事は変わり続ける事なのではないかと思っています。自分は毎日同じ事を繰り返しているようでも、時代は変わり、環境は変わり、事態は変わります。同じ事を繰り返す事によって些細な変化に気づいたり、昨日と違う事をした事によって今まで見えてこなかった道がいきなり開ける事もあります。いつどんなことがあっても、高崎映画祭は進み続けて行きたいと思っています。
地方でなかなか観る事のできない映画を観たい、観せたいから始まった高崎映画祭は、時代の移り変わりの中で、更にその命題の奥へと突き進んでいる気がします。それは、映画と共に過ごす時間という根源的なところです。
映画とともにある人生のありがたさを胸に
映画を皆様にお届け出来る喜びを胸に
そして 高崎という地で生まれ育った者であることの誇りと使命とともに

高崎映画祭ならではの、映画の祭典を皆様にお届け出来るよう進んでまいります。今年も皆さんにとって、素敵な映画との出会いがありますように。そしてそのお手伝いが私たちにできますように。

皆様のご来祭を心よりお待ち申し上げております。

高崎映画祭事務局総合ディレクター 志尾睦子

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