ASAHIZA

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 福島県南相馬市。東日本大震災の爪跡を残すこの地に、「朝日座」と呼ばれる映画館がある。関東大震災が発生した1923年に芝居小屋として地元の有志よって開設され、最盛期には年間20万人の人々を楽しませた一大娯楽施設であり、地域コミュニティーの拠点であった。しかし、時代の流れに逆らうことはできず、1991年閉館。この映画館の行く末は、現在、多くの地方都市が抱える「地方における中心市街地の空洞化」の問題を示唆する。藤井監督は、この土地に生きる人々の映画館を巡る記憶から、劇場の持つ社会的な意味と価値を見つめ直していく。同時に、被災地であり、失われ、壊されてゆくこの町の物語を綴っていく。

2013年 1h15 監督:藤井光

 4/4(金)19:30-20:45 +トーク  高崎シティギャラリー コアホール

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