2013年、邦画・洋画あわせて約840本もの映画が劇場公開されました。
その中から高崎映画祭が注目した作品群を、2013セレクションとしてご紹介します。
洋画は県内未公開作品を中心にセレクトしながら、映画の醍醐味を味わえる組み合わせもご紹介します。
映画は時代を映す鏡。パーソナルコンピューターMacintoshで世界初の成功を収めたアップル社の代名詞のような人・スティーブ・ジョブズが亡くなったのは2011年のこと。ついこの間のように感じられるほど、彼の存在は未だに世界を動かしているようです。彼の半生を綴った『スティーブ・ジョブズ』と合わせてご紹介したいのが『スティーブ・ジョブズ1995 ~失われたインタビュー』。ジョブズの若かりし頃の単独インタビュー映像をまとめたドキュメンタリーは記録の重要性を示唆してくれるような気がします。
ロシアの巨匠ニキータ・ミハルコフ監督作品『遥かなる勝利へ』は、第二次世界大戦を生き抜いたある親子の壮大な物語の最終章。1作目となる『太陽に灼かれて』(1994)、2作目『戦火のナージャ』(2010)も合わせて上映。ロシア革命の英雄・コトフ大佐を演じるのはミハルコフ監督自身であり、まさしく歴史と人生を混めた映画の壮大な力を私たちは目にする事が出来ます。
2013年ミニシアター界隈で話題沸騰した映画と言えばインド映画の『きっと、うまくいく』タイトルに今後の未来も託しています。